ISK ノート 

自分が気になったことや人、スポーツについて、ノートを作ってます。ノートですので、途中でも公開されます。完成しないページもあるかもしれません。また、あなたの意見を含めて完成することもあると思います。自由に気楽に覗け、作られていくノートになればと思っています。

ISKノート/ページ3「時間割もテストも授業もない子どもの自由を尊重した学校について」

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このページ3では、

「サドベリースクール 」

 

という学校について学んでいきます。

 

 

 

サドベリースクール とは

 1968年 

ボストン郊外マサチューセッツ州フラミンガム

「サドベリーバレー」にて初開校

 

○特徴

 

・決まったカリキュラムがない

 

・学校の運営・人事を生徒・スタッフのミーティングで決定

 

・時間割・テスト・授業がない(強制したもの)

 

・学年、クラス分けがない

(4歳〜19歳が一つの空間に)

 

 

○メリット

 

・自分のやりたいことを追求

 

・行動力が養われる

 

・世代にとらわれないコミュニケーションスキルの向上

 

・年長の子どもが見本になる、モチベーションにも影響

 

 

国内のサドベリースクール 

 

国内にもサドベリースクール は存在する。

 

・東京

・北海道

・兵庫

・神奈川

・沖縄

・三重

・山梨

 

など

 

 

それぞれ特色はあるものの、

紹介した特徴をもとにした学校となっている。

 

 

○サドベリースクール 生徒の話から

 

サドベリースクール について調べていると、

外国の在学生にインタビューを行った動画が存在した。

 

自然に囲まれたキャンパスで、子供達がどのような環境で、

どのような目標に向かっているのかがわかった。

 

・概要

メインになったのは、20歳前後と見られる青年「ベン」

 

ベンは、まず生徒たちについてこう話していた。

 

「『今日は何するの?』といっても明確な答えは返ってこないと思う。

けど『何に興味がある?』と聞くと、とてもはっきりとした答えが返ってくるだろう。彼らはその日することはわかっていなくとも、自分の好きなこと、それに没頭することはわかっているんだ。」

 

次に、

ベン自身のことについて、在籍年数ごとの変化をもとに話していた。

 

○ベン・1年目

1年目をベンは「ゲームに費やした」と語る。

 

しかし、同時に「後悔はない」と振り返る。

 

その理由として、

コミュニティーができたことをあげていた。

 

ゲームだけでなく、幅広い世代がいる中で、

共通項があるということがプラスに働いていたよう。

 

 

○ベン・2年目

バークレー音楽大学のギターカリキュラムに参加。

 

前に在籍していた学校では、好きな音楽に集中できなかった。

 

また、そうした学生も数多く存在し、

それぞれ音楽やアートを追求することに憤りを感じていたようだ。

 

先に

生徒たちのミーティングで行事などが決まる

と紹介したが、ここではその事例が上がる。

 

ベンも関わった音楽に関していえば、

 

・必要な楽器や備品を購入する話し合い

・定期的にショーを開催する

(ショーが終わったら、すぐ次のショーの準備)

 

といったようなことが決まり、実行してきた。

 

○ベン・3年目

「縫い物部屋」に通いつめる。

 

縫い物はもちろんだが、それ以上にその部屋にいた理由として、

多くの人が集まる場だったからと語っていた。

 

ベンはそこで、

 

・多くの人とコミュニケーションをとる

・周りを観察し、会話の内容をよく聞く

 

といったことをすることで、

 

「物事を慎重に考え、善悪の判断」

を身につけた。

 

これを活かして、

自身でメモを取り、エッセイを書くことも始めた。

 

この辺りからベンは、

自分のやりたいことについて明確になってきたという。

 

具体的には、

 

音楽は大好き

⬇︎

これ以上キャリアを積もうとは思わない

⬇︎

認知科学神経科学に情熱が芽生える

(音楽をどのような観点で人は重要だと捉えているかなどに興味が湧いたため)

⬇︎

分野を学ぶために、伝統的な大学教育を受けようと決意

 

 

○ベン・4年目以降

認知科学神経科学を学ぶために大学を目指し始めるベン。

 

しかし、大学に行くために必要なことは、

 

・費用

・自身の能力

 

など

 

それらを得るためにベンは、

 

コンピュータの技術者としてフルタイムで働くことに加え、

大学に向けて計画を立て、それを実行した。

 

 

○ベンが語るサドベリースクール 

自身の経験や周囲の環境を踏まえて、ベンはこのように締める。

 

「サドベリースクール は、

他と比べることができない価値を持った場所

 

生徒は、

 

自己分析 + やりたいこと

で成長していける。

 

またその過程は

時間にとらわれず、リラックスできる。

 

 

全体の感想

これは、個人的な感想です。

 

今の時点でこのサドベリースクール について考えた結果、

 

「子供達にとっての理想を体現した環境」

だと思いました。

 

しかし、

「自分に子供がいたとして、入学させるか?」

 

といったように、様々なことを踏まえると、

「安易に全てを受け入れ、

推奨することはできない」

と感じています。

 

日頃、スポーツ界や学校教育について考えた時、

子供達に余計な負担がかからず、伸び伸びと楽しく成長させるには?

といったことが先行します。

 

その条件的に見れば、

「サドベリースクール」 は理想でしょう。

 

しかし、保護者目線で考えれば、

 

今まで自分も経験したことのない教育

 

には不安も伴うと思いますし、

方法論も手元にはありません。

 

普通に育てている中でも、

様々な課題がある中で、

 

サドベリースクール は教育方針にも非常に

リンクしてきてしまうと思います。

 

あえて言うとすれば、

そのリスクをどう補えるか

 

今の私では想像できません。

 

また、学校に関していえば、

ダンスやプログラミングが

義務教育化しているように、

 

現代の学校は日々、多くのことを求められ続けています。

 

良い悪いは別として、

そういった現代の学校とは逆行しているとも取れます。

 

これらを踏まえると、

日本でのサドベリースクール は、

 

・世間の風当たり

・子供の成長過程が掴みにくい

 

といった不安とプレッシャーも背負うという、

デメリットもあると感じます。

 

もちろん、

この形を否定するわけではありませんし、

現代の教育のままでいいとも思っていません。

 

これ以上の形や相性もあると思いますが、

社会と様々な教育観念が共存していければいいなと思います。

 

 

以上が感想です。

 

 

読んでいただいた、

あなたはどう感じたでしょうか?

 

ぜひ、

今回に関してはどんなことでも構わないので、

サドベリースクール や教育について。

 

感想や意見など、

コメントを置いていってください。